イヤモニター(IEM)カスタムイヤホンの耳型採取インプレッション
イヤモニター(IEM)カスタムイヤホンを作成するには、補聴器と同じ耳型採取インプレッションが必要になります。
イヤモニター(IEM)カスタムイヤホンの耳型採取インプレッションとはどのようなものなのか説明しましょう。
耳型採取インプレッションとは
耳型採取インプレッションとは、その名の通りあなたの耳穴の形を、歯形のように特殊な材料を使用して型取りすることです。
その耳型に合わせて、オーダーメイド補聴器やカスタムイヤホンイヤモニターを作成するのです。
細かな手技やテクニックが必要
耳型採取インプレッションには、細かな手技やテクニックが必要でキッチリとした耳型が採取できていないとキッチリとしたイヤモニターが作成できません。
関東補聴器では創業30年以上の歴史と経験で完璧な耳型採取インプレッションを目指し、社内研修や技術講習会を毎月開催し全スタッフのスキルアップに努めています。
どのような工程で行われているのか
耳型採取インプレッションの流れに沿って解説をしていきましょう。
耳型を採取する前に、これらの事項に該当しないか確認します。
1つでも該当することがあれば耳型採取を中止し、耳鼻科医へ相談するようにします。
印象剤
シリコン系の硬化材料です。主剤と硬化剤を混合させると固まっていきます。歯形を採型するのに似ていますね。
耳の奥まで材料が入り込まないように適切な位置にストッパーを配置して材料の浸入をストップします。
いよいよ耳型採取インプレッション作業
耳をよく観察し異常がないか確認できたら耳の穴にストッパーを挿入します。
耳の中は光が届かず暗くてよく見えませんのでペンライトを使って適切な位置までストッパーを入れていきます。
奥まで生き過ぎれば痛みが生じますし、浅すぎればキッチリとした耳型になりません。
この挿入位置や角度などに高度な技術が必要になります。
ムラのないようにすばやく混ぜ合わせ専用の注入機で耳穴へ流し込んでいきます。
耳穴から材料を流しこみ注入の力加減・スピード・角度など手技・テクニックを使って的確に採型します。
額関節が動くことにより耳穴も変形します。
開口の状態により耳穴が大きく開いたりしますので開口状態を固定するため割り箸やバイトブロックなどを噛んで額関節を固定して耳型採取を行います。
耳穴だけでなく入り口付近や上部下部、広範囲に採型します。
また、特徴的なのが「厚み」を持たせることが重要でこの「厚み」や、どの箇所に「厚み」を持たせるのかテクニックが必要になります。
10分程度で硬化しますのでゆっくり硬化していくのを待ちしっかり硬化しましたら耳から外していきます。
採型後の耳型・インプレッションがこちらです。
耳穴の長さ・角度・欠損がないかを確認します。
最後にあなたの耳を再確認して終了になります。
耳型採取インプレッション料金について
耳型採取インプレッション料金は左右1ペアで税込み5,400円となっております。
耳型採取インプレッションの注意事項
18歳以下の未成年の方は、事前に保護者の方の同意書をいただくことになっております。
耳型採取での耳の損傷による身体の責任や損害賠償などは一切受けておりません。
耳型採取の際、耳毛や耳垢が抜けることによる小さい痛みや、その際に耳道が傷つくことがありますが、ご了承下さい。(個人差がございます。)
耳の状態や質問結果により当社判断で耳型採取をお断りすることもございます。ご了承ください。
耳型採取前に耳鼻科での診察を優先する場合もございます。ご了承ください。
耳型採取インプレッションの同意書
耳型採取インプレッションには同意書が必要となります。
下記からプリントアウトし記入の上、持参して来店ください。関東補聴器各店にも用意してありますので店頭にて記入していただくことも可能です。