祖母の補聴器から鳴るピーピー音はどうすれば直せますか?【ハウリング防止策】

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祖母が使っている補聴器から頻繁にピーピーと音が鳴っているのですがどうすれば直せますか?とご相談をいただきました。補聴器がピーピー鳴る原因の多くは耳にきちんと装用できていない、耳垢がたまっている、補聴器が耳の形に合っていないなどといったケースがほとんどです。ピーピー音が「耳掃除をしたら直った」などの簡単なことで改善するケースもありますので以下を参考にしてハウリングを予防しましょう。

補聴器がピーピーと鳴ってしまう原因と対処法

「補聴器をつけていると、しょっちゅうピーピーと音がしている」これはご本人はもちろん周りのご家族も気になってついイライラしてしまうことがあるかもしれませんね。人によってはブーブーする、キーキーするといった表現になることもあります。いずれもハウリングと呼ぶのですが、これには考えられる原因がいくつか挙げられます。

耳の中に耳垢がたくさんたまっている

高齢になるとご自身では耳掃除がうまく出来ずにたくさん耳垢がたまってしまうことがあります。人によっては固くなった耳垢が完全に耳をふさいでしまっていることもめずらしくありません。こうなるとせっかく補聴器で音を大きくして耳へ送っても、音が耳垢にぶつかって跳ね返りハウリングを起こしてしまいます。この場合は病院の耳鼻咽喉科で耳垢を除去してもらってから補聴器を使用してください。

耳ダレがたくさん出ている

なんらかの病気が原因で耳ダレが出ている場合は、先ほどの耳垢と同じように耳の中が耳ダレでふさがれてハウリングしてしまいます。補聴器が故障してしまう事もありますので、この場合も必ず病院へ行き、治療が済んでから補聴器を使用するようにしてください。

ちゃんと耳へ装用できていない

補聴器を耳にきちんと装用できていないと、音がうまく伝達されませんのでハウリングを起こします。ちゃんと入れたつもりでも曲がった角度で押し込んでいるだけだったりすることがあります。補聴器が落下する可能性もありますので、位置や向きを再確認してきちんと装用できるようにしましょう。

補聴器が耳の形に合っていない

補聴器は基本的にお使いになる方の耳の型を採り、きちんと耳にあわせて作成します。型を採らない既製品の補聴器ではゆるすぎたり、逆にきつくて耳へ入っていないこともありハウリングを起こします。また、耳の型を採って作成した場合でも、身体が痩せることでゆるくなってしまうこともあります。最初は問題なかったのに、ここ最近になってピーピー鳴るようになった場合は現在の耳の形に合わなくなっている可能性が考えられます。補聴器の買い替えを検討しましょう。

補聴器に破損や故障がある

補聴器は小さな部品ですので、パッと見ただけでは破損していることに気がつかないこともあります。お店で部品を交換しただけですぐに改善されることもありますので販売店に相談をしてみてください。また、まれに補聴器内部の不具合によりハウリングを起こしていることもあります。この場合はメーカーへ修理を依頼する必要があります。

補聴器がハウリングする仕組み

では補聴器がピーピーとハウリングをしているときはどんな状態になってしまっているからなのか?補聴器の音の伝わり方を簡単にご説明しますね。

補聴器の通常の音の流れ

通常流れ

通常は①のマイクで周囲の音を集め、②のアンプで音声処理をし、③のレシーバーから出た音を聞くという流れになります。これは補聴器に限らず、講演会などで使う普通のマイクと同じ仕組みですね。

 

補聴器がハウリングを起こしているときの音の流れ

ハウリング起きている

通常の①→②→③の流れの後に、レシーバーから出た音が耳から漏れてしまうことで、その音をマイクで拾ってしまい、①から④の流れが繰り返されることでハウリングが起きてしまいます。カラオケのマイクをスピーカーに近づけるとピーと鳴るのと同じ状態です。

また、難聴が重いほど補聴器から出る音も大きくなっていますから、ハウリングの音も大きくなります。例えば軽度難聴の方はハウリングをしたとしても小さいピーピー音ですが、重度難聴の方の場合はかなり大きなピーピー音で聞こえます。

ハウリング抑制機能がついています

以前のアナログ補聴器の時代とは違い、最近の補聴器はハウリングを抑える機能がついていますので、昔に比べるとピーピー音が鳴ることは少なくなりました。ウルトラDFS、ハウリングストッパー、ホイッスルブロックなど、各メーカーによって呼び名は違いますが、デジタル補聴器のほとんどの機種に搭載されています。それでもさきほどのように、ちゃんと装用できていなかったり、耳垢がある場合などはハウリングが発生しやすくなります。ハウリング防止

ハウリングを防ぎにくい状況もあります

きちんと装用もできていて、補聴器の故障もないのに以下のようにハウリングが起きることもあります。これは防ぎにくい状況ですので、補聴器の不具合等ではありません。

補聴器を耳に装用しようとしているとき

補聴器がきちんと耳穴へ入るまではピーピー音が鳴ることがあります。この場合はしっかり耳へ装用してしまえば止まりますので問題ありません。

装用していないのに補聴器の電源を入れたままにしているとき

電源を入れたままの補聴器をテーブルの上に置いたり、ポケットの中や保管ケースなどにしまっているとピーピー鳴ることがあります。使用しないときは補聴器の電源を切っておいてください。

電話をしているとき

補聴器をしたまま電話をするとピーピー鳴ることがあります。ちなみに電話の場合は補聴器に頼るよりも、電話機の音量を大きくして直接聞いたほうが聞き取りやすいといわれています。もし補聴器をしたまま電話をしたいときは受話器の当て方にコツがいります。受話器を普通に耳へピタッと押し当ててしまうと補聴器に覆いかぶさりハウリングを起こしてしまいますから、耳穴式補聴器の場合は受話器を耳から少し離し、斜めに傾けるようにしてみてください。耳かけ式補聴器の場合は、耳の上に補聴器本体がありますので、やはり受話器は耳から少し離した状態で耳の上の補聴器へ向けます。持ち方をいろいろ試しながら、ハウリングを起こさずに聞きやすい位置を探してみてください。

帽子やヘルメットなどをかぶっているとき

補聴器は上から物がかぶさるとハウリングを起こすことがありますので、手をかざしたり帽子などで覆わないようにしましょう。また、ハウリングは音の調整により軽減することもありますので販売店で相談をしてください。

ピー

少しでもハウリングを抑えたい方におすすめのメーカー

GNロゴマーク

数あるメーカーの中から特にハウリングを抑える機能が優れているのが、世界6大メーカーのひとつであるGNリサウンドの補聴器です。以下のような方におすすめですので、購入の際は検討されてみてはいかがでしょうか。

  • 購入当初は良かったが最近になり頻繁にハウリングするようになってきた
  • 何度も販売店へ相談してもハウリングが止まらない
  • 初めて補聴器をつけるので少しでもピーピー鳴らないものにしたい
GNリサウンドのウルトラDFS(ハウリング抑制機能)

GNDFS

DFS

 

外マイク耳あな型ならハウリングが起きにくい

耳かけ型も耳あな型もGNリサウンドのほぼ全ての機種にハウリング抑制機能は搭載されていますが、今回は耳あな型の中でも特にハウリングの起きにくい外マイク耳あな型をご紹介します。通常の耳あな型補聴器とは違い、マイクだけを本体の外に出すことで小型化され、自然に近い方向感覚、ハウリングもしにくいという特徴があります。MIH反射

MIH

MIH装用

リサウンド・リンクス3D MIH-S/W

9シリーズ/\500,000(片耳)\900,000(両耳)

7シリーズ/\340,000(片耳)\612,000(両耳)

5シリーズ/\190,000(片耳)\342,000(両耳)

耳かけ型補聴器はイヤモールドで使用しましょう

耳かけ型補聴器がハウリングする原因の多くは耳栓にあります。既製のゴム耳栓でお使いになっている方にはイヤモールド(RICモールド)という、耳の形に合わせた耳栓に変えるとハウリングが止まることがあります。きちんと型を採り作成することで補聴器がずれにくく、耳のすき間から音が漏れないためです。イヤモールド代として1万円前後かかりますが、ピーピー鳴りやすい場合は補聴器専門店で相談し、作成されることをおすすめいたします。

EMハウリング防止

<耳型を採るとは?>

まとめ

補聴器のピーピー音を不快に思っている方も多いかと思います。装用中にずっとハウリングしている、ずっとではないけどよくハウリングをしているという場合はなにかしらの対策が必要です。補聴器専門店でしたら原因がわかると思いますので相談をされてみてください。また、周りのご家族には聞こえているのに、ご本人はハウリングしていることに気がついていないこともあります。まずはきちんと耳に装用できているか?耳掃除ができているか?を確認してあげてくださいね。

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