防水補聴器を使えばプールもシャワーも大丈夫かな?【防水性能についての話】

防水補聴器 プール 温泉 シャワー

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防水補聴器を使えばプールやシャワー、お風呂や温泉は大丈夫なのでしょうか?
難聴者の方もプールを楽しんだり温泉を楽しんだりしたいものですが水分に弱い補聴器は外していたために楽しみも半減。
防水補聴器を使用すればプールもシャワーも大丈夫です。安心してお使えいただけます。
現在の防水補聴器ならば、今までの苦労も克服できて様々な場面で聞こえをサポートしてくれます。
防水性能は果たしてどの程度補聴器を守ってくれるのか不安な方に向けて防水機能のアレコレを解説しましょう。

水分に弱い補聴器

補聴器の基本的な構造は以下の通りです。

音を集音するマイク
音を増幅するアンプ
増幅した音を再生するスピーカー
全てを作動させる電池

基本的にはこの4つで構成されていますがこの部品の1つでも水分などにより作動しなければ補聴器として機能しません。
でわ、なぜ補聴器は水に弱いのかもう少し詳しく解説しましょう。

音を集音するマイク

皆さんもいろいろな場面でマイクを見かけることがあるかもしれません。特にテレビのレポーターなどが使用しているのを見かけることが多いと思いますが、マイクは音を集音するため基本的に、ケースなどに囲われることなく「むき出し」の状態です。
音を拾うため何かで囲ってしまったり、密閉してしまうことが難しいのです。
テレビのレポーターもマイクが水に濡れないように気を配っているのはそのためなのです。
補聴器のマイクも同様で音を拾うために補聴器本体から露出しているものなのです。
そのためマイクに汗や湿気などが入ってしまうとマイクが故障してしまうのですね。

音を増幅するアンプ

補聴器の心臓部といってもいいアンプは、繊細な部品になります。現在のデジタル補聴器は、このアンプにパソコンに匹敵する高性能なIC基盤を使用していますので水分などにより腐食やショートが起きる危険性があるのです。
どのようなIC基盤でも水が浸透してしまえば機能不全になることは容易に想像できますよね?

増幅した音を再生するスピーカー

スピーカーも音を直接出力しますので、マイク同様なにかで囲ってしまったり、密閉してしまっては音が聞こえてきません。
このスピーカー(補聴器ではレシーバーと呼ぶ)は全体の大きさによって出力できる音の大きさに違いがあり小さなスピーカーは音量が小さく大きなスピーカーになれば、それだけ大きな音量が出力できるようになります。

全てを作動させる電池

電池で作動している補聴器ですから、電池が汗や湿気で接触しないともなれば作動しませんよね。
また、電池を接触させる部分にはリード線(電線)が当然つながっていますので、水分でショートしたり錆てしまったり水分を嫌うのです。
これは補聴器に限ったことではありませんので皆様も容易に想像がつくと思います。

補聴器の各部品は超小型

防水補聴器 プール 温泉 シャワー

上記に記した部品は、補聴器用ともなると超小型です。
マイクやレシーバーは、ご飯粒1粒程度しかありません。そのためごく少量の水分でも各部品についてしまった場合はとても大きなダメージとなります。
超小型ゆえに、ちょっとの水分でも影響が大きいのです。

要望が強い補聴器の防水機能

補聴器使用者の皆様も汗や水分を気にしながら補聴器を使用していたのでは、楽しみも半減してしまいます。

 温泉に浸かりながら会話を楽しむ
 プールや海でも会話を楽しむ
 汗や水分を気にせずスポーツしたい
 突然の雨でも登山を楽しむ

このようなことが今までは制限されていたのです。
そのため、補聴器使用者の皆様からは「補聴器の防水機能」は当然ながら強い要望があったのです。

補聴器の防水性能

先に解説した補聴器の基本的な構造、4つを水分から保護できるように改良されて現在の補聴器は、高い防水性能を搭載することが可能となりました。
マイクやスピーカーには撥水性の高い特殊な保護膜が採用され、水分はカットし空気(音)は通す構造となり、IC基盤はシールド加工が施されています。
電池を入れるバッテリー室には内部パッキンなどを装備し水分の侵入をブロックしています。
技術の進歩と各部品を保護するパーツや部材が充実してきたからこそ可能となった防水性能なのです。

補聴器の防水性能の見分け方

補聴器の防水性能は、国際保護等級という基準で表示されています。
この保護等級が高いほど防水性能も上がるということなんです。
この保護等級は「IP〇〇」と表示されて左の数字が「防塵等級」右の数字が「防水等級」となります。

 

目立たない補聴器 フォナック チタン合金耳穴式補聴器目立たない補聴器 フォナック チタン合金耳穴式補聴器

現在の補聴器における最高の防水防塵機能は「IP68」となっています。

防水機能の盲点も紹介

実は、防水機能には勘違いしがちなことがあり誤解されている方もいるかと思いますので紹介します。
水分から部品を保護するためのパッキンなどは時間と共に劣化し、パッキンにヒビや亀裂が生じてきます。
また、撥水効果の保護膜なども経年と共に撥水効果が薄れて、水分が少しずつ浸透してしまいます。
そのパッキンの破損部分(ヒビ)などから水分が侵入して内部部品に不具合を引き起こします。
そのため、防水効果を維持するためには定期的にパッキンなどの部品交換を含めメーカーによるメンテナンスが必要です。
使用年数と共に防水性能も落ちてきて故障のリスクは上がってしまうことを覚えておく必要があります。
防水部品交換のメーカーメンテナンスが必要なことをご理解ください。
また、防水性能が保証されているのは「水」なのです。
シャンプーやリンス、薬品を含んだ水溶液は保証されていないことも注意が必要ですね。

防水性能搭載は耳掛け式補聴器が多数

補聴器のタイプには、耳穴式・耳掛け式・ポケット式と3種類ありますが防水防塵性能を搭載しているのは耳掛け式が多数です。
耳穴式補聴器は、ほとんど耳型採取を行いオーダーメイドで作成しますので耳の形などによりパッキンや保護膜を取り付けることが難しく耳掛け式ほどの高い防水性能は搭載できていません。
しかし、従来の耳穴式補聴器と比較すると格段に防水性能も向上しています。
メーカーによっては、オプション設定(別途料金)で防水加工を施すことも可能になっています。
シーメンスシグニア社のオーダーメイド補聴器は、オプション設定(別途料金)で防水性能を追加できます。

スポーツ補聴器 防水 汗湿気

防水機能補聴器のまとめ

近年の補聴器には、高い防水性能が搭載されており補聴器を使用したまま温泉やプール、シャワーの使用も可能となりました。
しかし、防水と一言で言っても「防水保護等級」という等級に分かれていますので防水等級が低い補聴器では注意が必要です。
温泉やプールでの使用をお考えの方は防水保護等級の高い「IP68」等級の補聴器をご使用ください。
温泉に浸かりながら気の合う仲間との語らい、プールでの楽しい会話など補聴器を使用したまま会話をお楽しみくださいね。
また、使用年数により防水パッキンなどの防水部品が劣化し防水効果が衰えてきますので定期的に補聴器専門店でメンテナンスを受け補聴器を大切に、長く、快適に使っていけるように心がけましょうね。

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