加齢による難聴の方に知ってほしいカクテルパーティー効果について【騒がしい場所だと聞こえない】

カクテル

カクテル

カクテルパーティーと聞いて頭に思い浮かぶのは、立食しながら大勢の方があちらこちらで会話を楽しんでいる・・・という感じでしょうか。話し声や笑い声、食器のあたる音など、かなりにぎやかな状況が想像できますよね。でもそんな騒がしい場所でも自分が会話をしている相手の声は聞き取ることができます。このことをカクテルパーティー効果と呼びます。しかし年齢を重ねると、難聴になるのと同様に、このカクテルパーティー効果という脳の働きも低下するといわれているのです。

カクテルパーティー効果ってどんな効果のこと?

カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談をしている環境の中でも、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ることができる脳の働きのこと。

当たり前のことのようですが、日常生活のありとあらゆる場面でこのカクテルパーティー効果は無意識のうちに働いています。

例えば・・・

  • ざわざわした病院の待合室で自分の名前を呼ばれると気付く
  • 音楽を聴いていると、自分の興味のある楽器の音色を聞き取ることができる

人は健康な耳であっても、普段から言葉の一字一句を全て聞き取れているわけではありません。聞き取れなかった音があったとしても、その場の環境や会話の前後の内容から脳が補完をして理解することができています。自分にとって必要な音を脳が選別して、補い処理をしているというわけです。

kaku

騒がしい場所で聞き取れないのは加齢による聴力低下だけが原因ではない

加齢による聴力低下は早い方では30歳代から始まり、年齢が上がるほど難聴者の割合は増加していきます。

30から

また、聴力が低下してしまうこととは別に、弁別能(言葉を聞き分ける力)やカクテルパーティー効果などの能力も低下していくといわれています。

難聴というと耳が悪いということはもちろんなのですが、耳で受け取った音声を、これはなんの音なのか?誰がどんな言葉を言っているのか?ということを理解するのは耳ではなく脳で判断されます。補聴器をつけた瞬間から、昔のようになんでも聞こえるようになるわけではないのは、この脳の働きも影響しています。

難聴になると・・・

  • 家の中など静かな場所では聞こえるのに、外に出ると途端に会話が聞き取れなくなる
  • テレビを観ているとBGMが邪魔してよく聞き取れないことがある
  • 車の中だと周囲の騒音が気になり会話が聞き取りにくい
  • 複数の人が話していると何を話しているのかわからない
  • 突然話しかけられと聞き取れない

電気信号仕組み

 

できるだけ処理能力を助けるためには補聴器の両耳装用を

では、加齢による難聴の方がカクテルパーティー効果などをできるだけ発揮するにはどうしたらよいでしょうか?それは補聴器を両耳に使用することなんです。まずは聴力測定をきちんと行い左右の耳の状態を確認してください。過去に病気を患ったことがなく、単に加齢による難聴の場合は、左右とも同じぐらいに聴力が低下しているケースが一般的です。補聴器は片耳だけではなく両耳に装用して、左右から音が聞こえる状態が最も自然な聞こえ方に近づく方法です。

両耳装用をおすすめする理由

 

 雑音は自分にとって必要のない音だと脳が判断しやすくなる

PN1

 

 音がどこから聞こえてくるのか、方向感や距離感をつかみやすく、音が立体的に聞こえる

PN2

 

 片耳装用より音を大きく感じる

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 左右の耳で、それぞれの音の情報を拾い、補い合うので言葉が聞き取りやすくなる

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両耳装用におすすめの補聴器をご紹介します

PHONAK(フォナック) ビロングシリーズ

フォナック社のビロングシリーズは、両耳へつけた補聴器が常に左右で通信し合っているので、環境に合わせた聞こえ方に自動設定をしてくれます。両耳間音声通信技術といって、片耳装用では効果がなく、両耳に同じ機種を装用したときに限り効果が発揮されます。

OS

耳あな型【フォナックバートB】

耳の形に合わせて作成するオーダーメイドタイプの補聴器です。小さくて目立たないものから、操作しやすく幅広い聴力に対応できるものまであります。

PNB

B価格

<耳あな型フォナックバートBについて詳しくはこちらへ>

耳かけ型【フォナックボレロB/オーデオB】

軽度難聴から高度難聴まで対応できます。電池交換のいらない充電式タイプや、携帯電話とつなげて通話や調整ができるタイプなど多機能なものがあります。PNITE

BTE価格

※聴力により別途イヤモールド(耳栓)代がかかることもあります

<耳かけ型フォナックオーデオBについて詳しくはこちらへ>

まとめ

加齢により耳が聞こえづらくなったとき、補聴器をすれば元通りに聞こえるようになる・・・と思われる方も多いと思います。たしかに補聴器を使用すれば聞きやすくなることは間違いありません。でも残念ながら若い頃のように、どんな場面でも全ての会話が聞き取れるようになるとは限らないのです。聴力測定をして同じような結果がでた人同士であっても、言葉を聞き分ける能力や、必要な音を選別できる能力などによって補聴器の効果の感じ方には個人差がでてきます。

また、補聴器を初めて装用したときは、今まで聞こえていなかった音声が聞こえてきますので、うるさいと感じることもあるかもしれません。少しずつ聞こえる状態に慣れることが大切です。その為には、購入後も音の調整をしてもらえるお店を選んでください。通信販売や価格が安いだけを売りにしているお店は避けたほうがよいでしょう。

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