
一般的な補聴器は空気電池という小さな使い捨て電池を使用していますので、電池が消耗したときには新しい電池へ交換しなければいけません。しかし電池交換が面倒くさい、小さくてやりづらい、電池代がかかるなどのマイナス面もございます。そこで最近では補聴器の充電式タイプが各メーカーより発売されるようになってきました。そしてその中でもシーメンスシグニア社のCellion(セリオン)という商品が人気ですのでご紹介いたします。
一般的な補聴器の電池について
補聴器の電池には4種類の大きさがあり、補聴器の機種によってお使いになる電池が違います。補聴器の使用時間やボリュームの大きさによっても変わりますが、一番小さな電池では5日~7日程度、一般的な大きさの電池ですと10日~14日程度で消耗しますのでその都度新しい電池へ交換し使用していきます。交換そのものは難しい作業ではなく、慣れた方なら数秒で完了します。しかし小さな電池ですので、手先に震えやしびれなどのある方や、細かい作業が苦手な方には億劫に感じることもあるようです。
電池の交換が煩わしいと感じる方も
補聴器をお使いの方の中には使い捨て電池に煩わしさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
電池がすぐなくなるのでその度の交換が面倒
電池が小さいのでなかなか補聴器に入れられない
交換している途中に電池や補聴器を落としてしまうことがある
新しい電池を入れたつもりが間違えて古い電池を入れてしまった
眼が悪いのでよく見えない
手先がうまく動かないので交換するのに一苦労
電池代がかかる
外出中に電池がなくなってしまわないか気になる
つい電池を買い忘れてしまう
電池を買いにいくのが面倒くさい・行かれない
そんな方のための充電式補聴器
電池交換をしたくないという方には充電式補聴器をおすすめしています。使い終わったら充電器に置いておくだけの簡単充電です。
- 4時間充電するとその後26時間使用可能
- 急いでいるときでも30分充電させれば7時間使用可能
- 汗や湿気、ホコリに強い防水防塵加工
- 万が一紛失しても購入後1年間1回に限り同一機種を提供する保証付き(7・5primaxのみ)
※価格は2019年2月現在
メリット
電池交換の手間がいらない
充電器にポンッと置くだけで充電ができるので簡単
充電器に置くと自動で電源オフ、取り外すと電源オンでわかりやすい
電池を買いに行く手間や買い忘れを気にしなくていい
電池にかかる費用は0円で経済的
電池のサビが原因による故障がなくなる
耳掛型でも小さく目立たない
デメリット
耳掛式タイプしかないので耳穴式タイプをご希望の方には不向き
普段から耳ダレのある方には不向き
旅行などに行くときには充電器を持っていかないといけない
Cellion体験談
では実際に充電式補聴器をお使いになっている方の感想をご紹介します。
<水戸店・S様・85才・女性>
6年程前から耳掛式補聴器を両耳に使用。以前は自分で電池を買いに行っていたが、体調を崩してからはだんだんと買いに行くのが億劫になってしまった。家族に頼んで電池を買ってきてもらっていたが、いつも頼むのは多少気がひけるように。昔から患っているリウマチで手先がうまく動かないこともあり、充電式タイプCellion(セリオン)primax2へ買い替えへ。
いつも自分の部屋に充電器を置いて使用しています。最初は使い方が今までと変わり戸惑いましたが何日か使ううちに慣れました。今までは電池交換に時間がかかったり、なかなか買いに行かれないこともあったので、こちらにしてからは電池のことを気にしなくていいので気分が楽になりました。
(ご本人のお話しより)
まとめ
以前にも充電式タイプの補聴器は各社より発売されていましたが、いずれも性能がいまひとつだったり、使いづらかったりしてあまり多くは普及しませんでした。しかしそこから改良され各社より新たな充電式タイプが発売されるようになってきました。その中でも性能や使いやすさの面から、当社のお客様に人気があるのが今回ご紹介したシーメンスシグニア社のCellion(セリオン)です。今まで電池の交換の手間やコストなどが気になっていた方にはおすすめです。