
老人性難聴の方の補聴器選び方を質問されることが多いので、どのように補聴器選びをすれば失敗しないのか、詳しく解説していきましょう。
補聴器選びとは、販売店選びと一緒です。
信頼のおける補聴器販売店であり、信頼のおける補聴器技能者がいることが絶対条件ですよ。
老人性難聴とは加齢性の難聴
老人性難聴とはその名の通り、加齢による老化現象の一種ですね。
難聴には、感音性と伝音性の種類があります。
音を感じとる部分が難聴の感音性難聴、音を伝える部分が難聴の伝音性難聴、その両方が難聴の混合性難聴がありますが加齢の場合、どちらも老化で衰えてきますので老人性難聴は混合性がほとんどですね。
老人性難聴の特徴
大きな声で話さないと理解できない
顔を見てゆっくり話さないとわからない
テレビの音がすごく大きいがすっきりしない
声は聞こえているが内容が理解できない
このような話を良く聞きますよね。
言葉として理解できない
声は聞こえていても言葉として理解できないというのは、感音性難聴の割合が多い傾向があります。
感音性は音を感じる部分、内耳より先の聴神経などが難聴になっているので音が聞こえてきてもしっかり内耳の神経が反応できていないのです。
内耳には蝸牛というカタツムリのような器官がありますが、この中に有毛細胞という毛のようなものが存在します。
この毛(有毛細胞)が細かな音信号に反応して言葉を脳に伝えています。
加齢と共にこの毛(有毛細胞)が切れてしまったり、倒れてしまったりして正常に反応しなくなってしまうのです。
補聴器で音を大きくして手助け
難聴ですから、大きく聞こえないわけですので補聴器で音声を大きくして聞こえやすくすることはもちろん会話やコミュニケーションを手助けする役目があるのです。
補聴器の音量や音質を調整して、一番聞こえやすい状態にすることが目的ですよね。
補聴器は調整が絶対必要です
補聴器は、難聴の程度によって音量や音質などの調整が絶対必要になります。
そのため、補聴器販売店と共同で補聴器の調整やメンテナンスなどを行い、二人三脚で補聴器生活を送ることが失敗しない方法です。
ここで初めて老人性難聴の補聴器選びに入ります
上記のような特徴がありますので、補聴器は店頭に並んでいるものを購入すればいいというものではありません。
老人性難聴の方は、まず自分の聴力に調整を合わせた補聴器を必ず試聴してください。
そして、音量や音質、不快に思う音など気になることは何でも補聴器技能者に伝えてください。
その場で何度でも調整を加えて、満足な音環境を作ります。
また、使い勝手や予算・種類(タイプ)など細かくあなた好みに合わせた補聴器を提案してもらいましょう。
何より重要なことは信頼できる販売店であること
これは老人性難聴に限ったことではありませんが、信頼がおける補聴器販売店なのか、信頼のおける補聴器技能者なのかが一番重要です。
補聴器購入後も音量や音質の調整・故障予防のメンテナンスなど長いお付き合いが必要になりますから「価格が安い」などの安易な販売店選びは控えたほうが賢明かもしれませんね。
老人性難聴の補聴器は音合わせが重要
老人性難聴の場合、個人差が大きく補聴器の調整もとてもテクニックが必要です。
確かな技術があり、多数の経験値があり、豊富な知識がある補聴器専門店が最適だと思いますよ。
ご自分で小さな補聴器をいろいろ操作するには、手先の機敏さや視力や理解し覚える必要もありますからたいへんです。
補聴器販売店に調整など面倒なことは、おまかせ出来ると楽チンですよね。
そのためにも信頼のおける補聴器販売店を選ぶ必要があるのです。
老人性難聴の補聴器選びの基本は、信頼のおける補聴器販売店を選ぶことが絶対条件です。
そして、きちんとした測定結果に基づく調整をしてもらった補聴器を自分の耳で試聴し、納得してから注文しましょう。
通販や店頭展示品などを選ぶことは失敗する可能性があります。
関東補聴器では最新補聴器の試聴体験を無料で随時受け付けていますのでぜひご利用くださいね。