補聴器を使用している高齢者が言葉を聞き取りやすくするためにご家族が気をつけてあげたいこと【補聴器使用時のコミュニケーション能力】

家族の注意点

家族の注意点

「補聴器をしてるのに私の言ったことが一度で聞き取れないんです」補聴器を使用している高齢者のいるご家族からこんな相談をお受けすることがあるのですが、残念ながら補聴器をしていても全ての言葉を一字一句聞き取ることはできません。話しを何度も聞き返されると、さらに大声で話しかけてしまいがちですが、そんなときは会話のスピードをゆっくりにしてあげたり、正面から話してあげるなど話し方に気をつけてあげることで格段に理解力があがります。

難聴の高齢者とお話しするときに気をつけてあげたいこと

「補聴器をすればみんなと同じようになんでもよく聞こえるようになる。」こんなふうに思っている方はいらっしゃいませんか?たしかに難聴の方が補聴器をつけると音声が聞き取りやすくなります。でも健聴だった若い頃のようにスムーズに会話が成り立つかといえばそうではないこともあります。

個人差はありますが、高齢になるほど聴力(単に音が聞こえるか聞こえないか)だけではなく、言葉を聞き分ける力や、会話のスピードについていく力、会話の内容を理解する力なども低下していきます。これは高齢になれば誰でも起こりうることです。

まず適切に調整された補聴器を使用しているということが大前提となりますが、補聴器をつけても会話が難しい場合は次のことに気をつけてお話しをしてあげると聞き取りやすくなります。

注意を自分に引きつけてから話しはじめましょう

高齢の方は突然話しかけても聞き取れないことがあります。とくに後ろから話しかけたり、なにか作業に集中しているときに話しかけると気がつかないこともあります。お名前を呼んだり、肩をたたいたりしてこちらに完全に意識が向いてから話しはじめてあげてください。

聞こえないからといって耳元で大声で話すのは逆効果です

一度で聞き取れないからといってさらに大きな声で話すと、声が響いたり割れたりしてよけいに聞き取りづらくなることがあります。補聴器をしていれば声の大きさはある程度まで補えていますから、声を大きくするよりも、わかりやすい言葉で話してあげてみてください。

正面から話しかけ、こちらの表情が見えるようにします

横や下を向いたまま話してもこちらの表情が見えないので会話が理解しづらくなります。相手の表情や雰囲気で会話の内容が理解しやすくなりますのでなるべく正面からお話ししてあげてください。またマスクをしていると声がこもって聞きづらいだけでなく、口元や表情が見えませんので、はずしてあげるとよいと思います。

何度も聞き返すときは言い方を変えて話してあげましょう

会話の中に知らない単語が出てきたり、話の内容がわからないと何度も聞き返してしまいます。聞こえているけど意味がわからないだけかもしれません。分かりやすい言い方に変えたり、省略言葉を使ったりしないようにしてあげてください。

話すスピードはゆっくりと

高齢の方はちゃんと聞こえていても理解するまでに少し時間がかかったり、お返事するのが少し遅れてしまうことがあります。なるべくゆっくりお話しをしてペースを合わせてあげてください。

はっきりと話してあげましょう

ボソボソした話し方だったり、あいまいな言い回し、普段聞きなれない方の声は聞きづらいことがあります。なるべく言葉にメリハリをつけて語尾まではっきりとお話ししてあげてください。

なるべく周りが静かな環境で話してあげましょう

健康な聴力であっても騒がしい環境では会話が聞き取りづらくなります。難聴になるとさらに難しくなりますので、テレビなどがついているときは少しボリュームを下げたりしてなるべく周りで大きな音がしていない静かな環境で話してあげてください。

複数の人で話すときは一人ずつお話ししてあげましょう

数人で会話をするときは、全ての方の音声を同時に聞き分けることはたいへん難しくなります。なるべくお一人づつ話しかけてあげるとよいと思います。

61タイプ

補聴器をしていれば全てを聞き取れるわけではない

補聴器は音を大きくすることが基本的機能であり、会話をもっともよく理解できる大きさで聞かせることを目的とした機器である。補聴器使用時のコミュニケーション能力は、語音明瞭度検査の最高語音明瞭度から予測できる。

「補聴器フィッティングの考え方」帝京大学医学部耳鼻咽喉科教授 小寺一興著より抜粋

これは耳鼻咽喉科の先生の著書にある一文です。補聴器の目的と、使用時のコミュニケーション能力について述べられています。わかりやすくいうと・・・

  • 補聴器は音を大きくするものである
  • 音の大きさはその方にとって一番会話が聞き取りやすい音量にする
  • 会話がどのくらい円滑になるかは検査をすることで予想ができる

お使いになる方の耳の状態によって補聴器の音量も違いますし、効果にも差があります。先ほども言いましたが、高齢になり補聴器を初めてお使いになる方の中には「補聴器をすれば若い頃のようになんでも聞こえるようになる」と期待される方もいらっしゃるのですが、耳の細胞は年齢とともにダメージを受けています。(下の写真を参考)そのことで周波数の分析ができなくなり、言葉も正確に聞き分けられない状態になっている方がほとんどです。ですから必ずしもご本人や周りの方の期待通りにはいかないこともあります。もちろん個人差がありますので、それは語音明瞭度検査というものでご自身の状態を知ることができます。

語音明瞭度検査とは

書いて字のごとく、言葉がどのくらい明瞭に聞き分けることができるのかを測定するものです。「あ・く・ば」などの単音を音の大きさを変えながら聞き分けて、その正解率を0%~100%で表します。またその方の最も正解した値を最高語音明瞭度と呼びますが、必ずしも100%正解するわけではありません。最高語音明瞭度が20%の方もいれば90%の方もいます。これがどのくらいなのかによって、その方の補聴器を使用した際のコミュニケーション能力を予測することができます。

検査をしなければわからないことではありますが、以下はその目安となります。一般的に重度難聴になると最高語音明瞭度は20%以下の場合が多く、補聴器のほかに筆談などが必要になることもあります。

[最高語音明瞭度と補聴器使用時のコミュニケーション能力の関係]

・100%以下 80%以上 聴覚のみで会話を容易に理解可能。

・ 80%未満  60%以上 家庭の日常会話は聴覚のみで理解可能。普通の会話はほとんど理解可能であるが、不慣れな話題では正確な理解に注意の集中が必要。

60%未満  40%以上 日常会話で内容を正確に理解できないことがしばしばある。重要な内容は確認することやメモの併用が必要。

40%未満  20%以上 日常生活においても読話や筆談の併用が必要。

・ 20%未満    0%以上 聴覚はコミュニケーションの補助手段として有用である。聴覚のみの会話理解は不可能。

「補聴器フィッティングの考え方」帝京大学医学部耳鼻咽喉科教授 小寺一興著より抜粋

耳(蝸牛)にある音を感じ取る有毛細胞について

内耳と呼ばれるところにはたくさんの有毛細胞というものがあり、年齢とともにこの有毛細胞がダメージをうけます。一度損傷すると回復することはありません。ちなみに最近問題になっているスマホ難聴も、イヤホンで大音量の音楽などを長時間聞き続けることでこの細胞が破壊されて起こる難聴です。高齢になることだけが原因ではなく、年齢が若い方でも難聴になることがありますので気をつけてください。

<スマホ難聴について詳しくはこちら>

細胞の損傷

WIDEXホームページより引用

まずは補聴器がきちんと耳に合ったものかを確認してください

元通りの聞こえに戻らないとしても補聴器を使って聴力を補い、少しでもコミュニケーションを円滑にするのはとても大切なことです。最近では難聴も認知症の危険因子とされています。そのためにまずはきちんとフィッティングされた補聴器をお使いになってください。通信販売などの集音器や、人からもらった補聴器、何年も音の調整をしてもらっていない補聴器などは、形状や音量を含めて耳に合っていません。必ず補聴器の専門家がいるお店で相談をされてみてください。

<難聴と認知症についてはこちらへ>

補聴器を耳に合わせる

補聴器の効果をより発揮するには両耳装用が基本です

視力が落ちたらメガネで両眼を補助するのと同じように、耳も聴力が落ちていたら両耳とも補聴器で補助するのが基本となります。耳は本来、左右両方から聞こえることで、音がどこからしているのかが分かったり、騒音のする環境でも聞き取ることができます。少しでも聞き取りやすくするためにはやはり両耳が聞こえている状態が望ましいわけです。

「両耳はカッコ悪いからつけたくない」「2つも補聴器を管理できない」 「予算的に2つは難しい」「両耳つけるのは面倒」などのお声を聞くこともございますが、聞き取りやすさや、言葉の聞き取り能力低下の予防という面からも両耳装用をおすすめいたします。

両耳に補聴器をつけるとよいとされる4つの理由

方向がわかる

安全

騒がしい場所

疲れにくい

 

両耳装用は満足度が高いという研究結果があります

静かな場所での会話はもちろん、騒がしい場所での会話も両耳装用の方が聞き取りやすくなります。

騒音下満足度

 

言葉の聞き取り能力低下を予防できます

片耳装用の場合、補聴器をつけていないほうの耳では徐々に言葉を聞き取る力が低下していきます。そうなってしまってから補聴器をつけても今まで補聴器をつけていた耳ほどの効果は出にくくなります。

会話の聞き取り

両耳装用することを前提として開発された補聴器の機能

昔は補聴器を片耳だけにつけるケースも多かったのですが、最近ではなにか理由がない限り両耳装用が当たり前となっています。各メーカーでも両耳装用をすることで初めて発揮される機能を搭載している機種もあります。

例えばシグニア補聴器では、左右の補聴器が常に通信し合って、話し相手の声をレーダーのようにキャッチしやすくなったり、補聴器にご自身の声を記憶させて、相手の声とを聞き分けてより会話が聞きやすくなるというものです。このような機能を最大限に生かすためにも両耳装用がおすすめです。

両耳装用の機能

両耳で通信し合う充電式補聴器をご紹介します

補聴器が自動的に環境を認識しますので、ご自身での難しい操作は行いません。また充電式で細かい作業も不要ですので高齢の方でもわかりやすい仕様になっています。

シグニア

 

 

 

PureC&Gロゴマーク

RICBTE本体と充電器

  • 面倒な電池交換が不要な充電式補聴器
  • 電源のON/OFF操作も不要
  • 小さくて目立たないRICタイプと通常耳かけタイプから選択可能
  • 充電は充電器に置くだけなのでわかりやすい
  • フル充電で21時間連続使用可能
  • 左右で通信し合って音環境を瞬時に認識する機能搭載
  • 付属のストリームラインTVを使えばTVもさらに聴きやすい

置くだけ簡単

1~7NX価格

RICと通常耳かけ

まとめ

補聴器は聞こえを補うことができますが、元通りに回復させることはできません。難聴の程度が重くなればなるほどコミュニケーションがとりづらくなりますので、とくに高齢の方ではご家族や周りの方の理解やサポートが必要になります。

また、補聴器は現在のお耳に合わせたものを使うということが必須です。日頃から専門家のいるお店で調整やクリーニングなどのアフターケアを受けられることも大切です。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

各店舗

難聴で補聴器をするともっと耳が悪くなりそうで購入を迷っている方へ【心配いりません】

心配

心配

難聴になり補聴器を検討しているけど、補聴器を使用すると今よりもっと耳が悪くならないか心配で購入を迷っているんです。というご相談がありましたが大丈夫です。補聴器は厚労省に認められた安全な医療機器ですので、補聴器をしたことが原因でもっと耳が悪くなるということはありませんのでご安心ください。そのためには適切な使用方法を守ることと、きちんと補聴器のフィッティングを受けることが大切になります。ご使用の際は通販などで安易に購入せず、補聴器専門店でよく相談をしましょう。

補聴器の安全性について

初めて補聴器をお使いになるときは使い方や聞こえ方など、わからないことだらけで不安になる方も多いかもしれません。そんなときに「補聴器をするともっと耳が悪くなるよ!」という噂を聞いてしまったら心配で補聴器をつけられなくなってしまいますよね。でも補聴器は厚生労働省の厳しい基準をクリアした管理医療機器となっています。つまり耳に悪影響を及ぼすほどの危険な音量は出さない安全設計になっているのです。例えば周りで突然強大音がしたとしても、補聴器が自動的に音を制御して安全なレベルの音量で耳に届けてくれます。ですから毎日、朝から晩まで使用していても補聴器をつけたことが原因で聴力が低下することはありませんのでご安心ください。

安全

通販の集音器は医療機器ではありません

ここで注意していただきたいのが、よく通信販売やインターネットで販売されている集音器と呼ばれている商品です。価格は1万円~3万円位なのですが、見た目が補聴器そっくりなので、集音器=補聴器と思われている方も多いかもしれません。この集音器は医療機器ではない為、その安全性は保証されていません。国民生活センターが実際に各社の集音器を検査したところ、安全装置のような機能が備わっていない危険な商品が多数あった事が報告されています。お客様の中には補聴器だと思って使っていたという方もいるようですが、安価でお手軽に購入できる反面、危険な商品もありますから、くれぐれもお間違いのないようご注意ください。

ではなぜ補聴器をすると耳が悪くなったと感じる人がいるのか

初めて補聴器を使用したお客様の中には、装用を開始してしばらくすると「前より耳が悪くなった気がする」というので念の為に聴力測定をしてみると、補聴器使用前と全く変わっていないということはよくあります。これは補聴器に慣れてくるとそう感じる方が多いようです。補聴器をすると、今まで聞こえていなかった音声が突然聞こえてくるわけですから、最初はうるさく感じたり、何の音が聞こえているのか分からなかったりすることがあります。それをトレーニングして少しずつ補聴器に慣らしていくわけです。慣れてしまえば「補聴器をすれば聞こえる」という状態が当たり前となってきます。そうなると補聴器をしているときの聞こえ方と、外したときの聞こえ方に大きな差を感じるようになり、補聴器を始める前より耳が悪くなったと思うようなのです。中には聞こえないから補聴器を作ったにも関わらず、「補聴器を作る前は聞こえてた」と言い出す方もいらっしゃるほどです。しかし、そのように感じるということは、イコール補聴器の効果が大きく出ているということなのです。決して補聴器をつけたことで耳が悪くなってしまったということではありませんのでご安心ください。

明らかな聴力低下が起きたときはすぐに病院へ

気のせいではなく明らかに聞こえがおかしいと感じたときは、耳垢詰まりだったり、中耳炎や突発性難聴など、なにかしら耳の病気を発症していることもありますからすぐに耳鼻咽喉科で診察を受けてください。治療後は聴力が変動している可能性もありますから、購入店にて補聴器の再調整をしてもらうことをおすすめいたします。

加齢による聴力低下は自然なこと

加齢による難聴の方が初めて補聴器が必要だと感じるのは、日本人の場合平均で70歳頃といわれています。その後は個人差はあるものの徐々に聴力は低下していきます。これは老化現象ですので、残念ながら止めることはできません。また、”聞こえる”ということには2種類あり、

  1. 音を聞く力
  2. 言葉を正しく聞き取る力

この2つがあります。一見「同じことじゃないの?」と思う方もいるでしょうがこの2つは別々の能力といえるのです。まず、1の音を聞く力というのは、単純に音声が聞こえるか・聞こえないか、という部分です。物音が聞こえるか、話し声がしていることに気付くかどうかということですね。これは残念ながら補聴器を使用していても、していなくても加齢とともに低下していきます。もうひとつ、2の言葉を正しく聞き取る力というのは、話し相手がなんと言ったのか、言葉や話しの内容を正確に聞き分けられるかどうか、ということです。ここが低下してくると、例えば下のイラストのように、聞こえたけど何と言ったかはっきりしないという場面が生じてきます。そしてこの能力に関しては、補聴器をつけていた方が衰えていくスピードがゆるやかになるという研究結果があるのです。聞き分け

下の図は両耳に難聴がある方が、片耳だけに補聴器を使用したときに、言葉の聞き取り能力がどのように変化していったのかを表したものです。補聴器をつけていなかった耳は明らかに低下していますね。補聴器をつけて音を聞くということは、耳が悪くなるどころか、言葉の聞き取り能力の低下を予防するために大切であるというわけです。

能力

 

補聴器の適切な使用方法を守りましょう

補聴器は耳を痛めるほどの音は出さない安全設計になってはいますが、使用するにはご自分の耳にきちんと合わせたものでなければいけません。聴力測定を行って音の調整をしたり、耳の形に合わせて作成することが大切です。例えば、ご自身の聴力の状態よりも補聴器のボリュームが大きすぎる状態で聞き続けていると、最初は「ちょっと音が大きいな・・・」と思っていても、脳がだんだんとうるさく感じなくなってしまい、適切な音量では物足りなくなっていくこともあります。ですから、初めて補聴器をお使いになろうと思ったときは、必ず補聴器専門店でよく相談をして、音量や音質等の調整をしてもらうようにして下さい。そして聴力の状態は人によって違いますから、他人が使っていた補聴器を借りたり、もらったりしてそのまま使用を続けることは絶対にやめましょう。

調整する

老人性難聴の方が補聴器を使用することのメリット

病気ではなく、単に年齢とともに耳が聞こえづらくなるのは、残念ながら老化現象のひとつですので病院で治療をすれば治るという類のものではありません。だからといって聞こえないまま放置していても、不便や誤解が生じ、あまり良い状態ではありませんね。そのため補聴器を使用するわけなのですが、聞こえを補うことによってコミュニケーションが円滑になり社会からの孤立や認知症予防にも効果があるといわれています。

  • 少しずつ聞こえなくなっていた様々な物音が聞こえるようになる
  • 話し相手の声が聞きやすい
  • 言葉の聞き取り能力の低下を遅らせることができる
  • 早期装用することでコミュニケーション力を維持しやすい
  • 社会からの孤立を防ぎ認知症を予防する

届ける

加齢性難聴で初めて補聴器をお使いになる方へおすすめします

補聴器はたくさん種類があってどれにしたらいいかわからないという方もいらっしゃると思います。「なるべく面倒のないものがいい」そんな方には使い方が簡単で、目立たず、耳にも入れやすいという点を考慮し選択されてみてはいかがでしょうか。

おすすめの耳あな型補聴器

GNリサウンド/リンクス3D・ITCタイプ

ITC

  • 小型なので補聴器をしていても目立たない
  • 耳型を採り作成するので装用しやすくズレにくい
  • 軽度難聴から高度難聴まで対応可能
  • 難しい操作は不要の自動設定
  • ご予算に応じた幅広い価格設定

・リンクス3D9・

¥500,000(片耳)¥900,000(両耳)

・リンクス3D7・

¥340,000(片耳)¥612,000(両耳)

・リンクス3D5・

¥230,000(片耳)¥414,000(両耳)

・エンヤ4・

¥140,000(片耳)¥280,000(両耳)

・エンヤ3・

¥120,000(片耳)¥240,000(両耳)

 

おすすめの耳掛け型補聴器

シーメンスシグニア/Cellionシリーズ

充電式補聴器 シーメンス セリオン

  • 従来の耳掛式補聴器に比べ小さく目立たない
  • 面倒な電池交換がいらない充電式タイプ
  • 電源のON/OFFも自動で簡単
  • 軽度難聴から重度難聴まで対応可能
  • 電池の買い忘れの心配もいらず安心

セリオンランプ

・Cellion7primax・

¥553,200(片耳)¥1,063,200(両耳)

・Cellion5primax・

¥403,200(片耳)¥763,200(両耳)

・Cellion3primax・

¥313,200(片耳)¥583,200(両耳)

・Cellion2primax・

¥243,200(片耳)¥443,200(両耳)

<充電式補聴器Cellionについてくわしくはこちらへ>

まとめ

初めて補聴器を使ってみたいけど、わからないことがあったり、良くない噂を聞くと、色々と心配になってしまいますよね。たしかに集音器やきちんと耳に合わせていない補聴器をお使いになるのはおすすめできませんが、正しい使い方をすれば耳や脳の能力低下を緩やかにしたり、コミュニケーション力を維持するために欠かせない道具となります。

まずは補聴器専門店で相談をして、試しに聞いてみたり、心配な点はよくご相談されることをおすすめいたします。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

店舗

 

難聴と認知症でコミュニケーションが取りづらいと感じたら【ご家族の方へ】

難聴と認知症

難聴と認知症

「母親が難聴だけど認知症でどうせ話しがわからないから補聴器をしても意味がない。」こんなお話しを聞くことがあります。でも本当にそうでしょうか?たしかに高齢の方、とくに認知症の方の場合は、補聴器をして声が聞こえているにも関わらず、会話の内容が理解できずに周りの方とコミュニケーションが取りづらいことも多いかもしれません。しかし補聴器をしていないと、脳に音の刺激を受けにくい状態となり、さらなる認知機能の低下につながることがわかっています。難聴で認知症の人にこそ補聴器を使ってあげてほしいと思うのです。

難聴は認知症の発症要因のひとつです

現在、日本の高齢者の4人に1人は認知症、またはその予備軍といわれています。そこで政府は認知症施策推進総合戦略として新オレンジプランというものを策定しています。その中で、認知症を引き起こす要素として、加齢・高血圧・遺伝・喫煙・頭部外傷・糖尿病・そして難聴を挙げています。

オレンジ

 

聞こえていないことで起こる悪循環

加齢による難聴は、早い方では30歳代から始まるといわれています。会話がよく聞き取れないことで難聴を自覚されることが多いですが、少しずつ進行している場合はご自身が聞こえていないことに気がついていないこともあります。周りの方からは「声をかけても返事がない」「とんちんかんな返事が返ってくる」「大きな声で何度も同じことを言うのが疲れる」と言われてしまい、だんだんと余計な話しをしなくなってしまう傾向があります。そうなると少しずつ家族や社会から孤立してしまったり、自信や意欲もなくされてしまい、だんだんと認知機能に影響がでるといわれています。

広がり

 

補聴器を使って脳に音を届けるということ

私たちは普段、様々な音が聞こえていますが、何の音がしているのかは意識していなくても一瞬で判断しています。例えば、散歩中に車が近づいてきた音が聞こえれば「危ないから道のはじっこに寄ろう」と思いますよね。音情報が耳に入ると、今聞こえたのは何の音で、どうしたらよいのかを脳で考えているわけです。これが難聴の方になると、耳に入ってくる音情報が極端に少なくなりますので、当然脳で考える機会が減ってしまいます。会話に関しても、相手の声を聞く→何と言ったのか脳で判断する→返事をする、といったことが聞こえないことによりできなくなります。つまり聞こえないままにしておくのは脳が働くチャンスが減るということですので、認知症の方や、その予備軍にとって良くない状態であるといえるのです。補聴器を使って積極的に聞こえを補いましょう。

脳から

 

補聴器は周りの方のサポートも大切です

家の中でも、外出中でも周囲はたくさんの音であふれていますよね。例えば、近くで誰かが新聞をめくっている音、レストランでの食器が当たるカチャカチャ音、エアコンから出る風の音、犬の鳴き声、スーパーマーケット内に流れる音楽。健康な聞こえの方は、よほどの強大音でない限りは聞こえていてもいちいち気になりませんよね。しかし、聞こえない状態が長く続いた方が補聴器をつけるとこのような音が突然聞こえてくるわけです。これを「よく聞こえてうれしい」と思う方もあれば、逆に「うるさい」と感じてしまう方もいます。補聴器は初めてつけたその日から、違和感なく使用できるという方は少ないものです。音の調整を繰り返したり、音を聞くためのリハビリだと思って少しずつ慣らしていくことが大切です。また、周りの方が難聴者と会話をするときは、ゆっくりと分かりやすい言葉でお話ししてあげることも会話を理解しやすいポイントになります。

周り

 

補聴器の基本の使い方

いざ補聴器を使おうと思っても、操作方法が難しいのではないかと心配される方もいらっしゃると思います。ご自身で行う(周りの方がやってあげる)こととしては以下の4つが補聴器の基本的な使い方です。

 補聴器を耳へ装用する・・・いくら補聴器の音を調整しても耳へ入っていなければ聞こえません。落下の心配もあります。初めての方は最初は少しお家の中で練習してみましょう。

 電池がなくなったら交換する・・・電池は5日~15日程度(機種により異なる)で消耗します。なくなったらその都度、交換しなければいけません。

 補聴器の電源を入切する・・・電源を入れっぱなしにしていると電池があっという間に消耗してしまいますから、使用しないときは必ず電源を切りましょう。

 補聴器のクリーニング・乾燥・・・毎日お使いになっていると補聴器に耳アカや汚れ、汗が付着し、聞こえが悪くなることもあります。補聴器店でクリーニングや乾燥などのメンテナンスは行ってくれますが、なるべく清潔を保つには、耳掃除をして補聴器へ耳アカがつかないようにしておくことも大切です。

認知症の方の場合は、ご自身で行うのは難しいこともあるかもしれません。その場合はご家族や周りの方の手助けが必要です。

認知症の方におすすめの補聴器はこちら

初めて補聴器を使用する方や、ご自身では補聴器の管理が難しい場合はできるだけ操作がわかりやすく、面倒の少ない補聴器を選択されるとよいと思います。できるだけ扱いやすい機種にすることで、長くお使いいただける補聴器になるのではないでしょうか。

シーメンスシグニアの充電式補聴器 Cellion 

セリオン表紙

 

おすすめポイント

 持ちやすく、装用が簡単・・・補聴器は小さく目立たない機種もありますが、逆に小さすぎて持ちづらい、耳へ入れづらいということもあります。また紛失防止の為にも、ある程度の大きさがあるとよいのではないでしょうか。また、耳栓部分は耳型をとり作成するオーダーメード耳栓にすれば簡単に耳へ装用でき、ハウリング(ピーピー音)防止にもなります。

補聴器 小さい ずれない 

 

 電池交換不要で細かい作業がいらない・・・補聴器の電池はとても小さく、長くても半月程で消耗してしまいます。電池の交換の仕方がわからなくなってしまったり、予備の電池を買い忘れていたということもあります。また、電池が消耗していることに気付かず補聴器を装用し、全然聞こえないと訴える方も少なくありません。こちらは充電式タイプになっていますから電池交換は不要です。

セリオンランプ

 

 電源のON/OFF作業がいらない・・・一般的には補聴器の電池ケースを開閉することで電源のON/OFFを行います。うまく開閉が行えていないと、電源が入りっぱなしだったり、電源が切れたまま装用していたというケースもあります。こちらは充電台に乗せると自動的に電源が切れ、取りだすと電源が入りますので安心です。

充電式補聴器セリオン シーメンスシグニア おすすめ

 

価格

 

身障者手帳があれば補助制度が利用できます

聴覚での障害者手帳をお持ちの場合は、補聴器購入時に補助制度があります。もちろん認知症の方でも利用することができます。これは補聴器を現物支給される場合と、補助金を支給される場合とがあり、各自治体により異なります。また、補聴器を現物支給される場合は、ご自身で好きな補聴器を選べるわけではありませんのでご注意ください。

<身体障害者の補聴器補助について詳しくはこちらへ>

まとめ

高齢の方は単に耳が聞こえないというだけではなく、聞こえても正確に言葉を聞き分けられない、会話のスピードについていけない、単語の意味が分からないなどといったことが重なり、スムーズに会話が成り立たないことも多いと思います。だからといって聞こえないままにしておいてはコミュニケーションをとることがますます難しくなってしまいます。難聴の方には補聴器を使ってできるだけ音が聞こえる状態にしてあげることが大切です。認知症だからといって補聴器をしても意味がないということはありませんので、可能な限り補聴器をお使いいただくことをおすすめいたします。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

耳穴式補聴器 専門店 耳型採取

 

補聴器をつけはじめるタイミングについて教えてください【補聴器装用を迷っている方へ】

タイミング

タイミング

最近聞こえが悪くなってきたような気がするけど、「補聴器をしたほうがいいかな?それともまだ必要ないかな?」とお悩みの方はいらっしゃいますか?補聴器をつけはじめるタイミングは、聴力レベルや生活スタイルなどから判断をします。補聴器はこうなったら絶対につけなければいけませんよ~という決まりがあるわけではありませんが、聞こえなくてお困りの場面が増えてきたら早めの補聴器装用をおすすめいたします。

補聴器を使用することが適している聞こえの状態とは

補聴器は文字通り、聞こえを補助するための道具ですが、難聴になり初めて補聴器のことを考えたとき、装用するかしないか迷う方は多いと思います。特に軽度の難聴で、補聴器がなくてもある程度聞こえている場合は尚更ですよね。まず補聴器は難聴の程度に関わらず、どのような場合が使用に適しているのかという基本的な考え方は以下の点になります。

  1. 難聴のため日常生活においていろいろな生活音や会話音(言葉)が聞き取りにくい場合
  2. 補聴器で音を大きくすれば会話が聞き取りやすくなる場合
  3. 補聴器を使用することを希望している人

まずは聴力測定をして聞こえの状態を知りましょう

「最近聞こえにくいなぁ」と感じたり「自分では聞こえているつもりなんだけど家族からテレビの音量が大きくてうるさいと怒られてしまう」など、難聴は自覚症状があったりなかったりします。そんなときは1度聴力測定を受けてみましょう。どの程度聞こえていないのか具体的に数字で表されますので一目瞭然です。例えば30デシベルという音の大きさが聞こえないと軽度難聴のはじまりとされ、さらに大きな50デシベルの音が聞こえないと中度難聴というように、軽度・中度・高度・重度と4段階で難聴レベルが判断されます。

 

GNオージオ

 

聴力レベル別にみられる具体的な症状

難聴が進行すると会話音はもちろん、いろいろな生活音も聞こえなくなってきます。そしてそのことに伴い人とのコミュニケーションをとることも難しくなっていきます。補聴器は単に聞こえを良くするだけではなく、コミュニケーションを円滑に行う上でとても大切なものといえます。

下の表は聴力の平均値(聴力測定により算出されます)によって、どれぐらいの聞こえの状態か?コミュニケーションはどれぐらいとれるのか?などの目安を表したものです。あなたや、あなたのご家族は現在どの状態に該当するでしょうか。


<平均聴力レベルとコミュニケーション障害の関係>

  • 25~39dB(軽度難聴) 小さい声の会話が聞き取りにくい。静かな場所で女性が複数人で会話をしたとき声の小さい人の話を正確に理解できない。広い会議室で10名程度で会議をしたときに発音が不明瞭な人の話を正確に理解できない。
  • 40~54dB(軽度~中度難聴) 普通の会話でしばしば不自由を感じる。話が理解できていないのに相づちをうつことがある。大きい声で正面から話してもらえば会話を理解できる。
  • 55~69dB(中度難聴) 大きい声で話してもらっても会話を理解できないことが多い。ご自身の後方で行われている会話に気付かない。耳元ではっきり話される言葉は理解できる。
  • 70~89dB(高度難聴) かなり大きな声でないと聞こえない。聴覚だけでは話を理解できないことが多いので、大切な話は筆談を併用する必要がある。
  • 90dB以上(重度難聴) 補聴器を使用しても聴覚だけでは話の内容を理解できない。読話や筆談の併用が必要となる。

(「補聴器フィッティングの考え方」小寺一興著を引用して作成)


 補聴器は聞こえを補うものではありますが、健聴だった頃と同じようになんでも元通りに聞こえるようになるわけではありません。難聴は進行すればするほど、補聴器で音を大きくしても聴覚だけでは会話を理解することは難しくなります。特に加齢による難聴の場合、お話しのスピードについていけなかったり、会話内容の理解力の低下、言葉の聞き分け能力の低下なども重なります。「補聴器をすればよく聞こえる」、「補聴器をしても言葉がよく聞き取れない」など、耳の状態などにより効果の感じ方は大きく異なります。

聴力レベル別にみる補聴器の必要度

さきほどの表の内容をふまえ、聴力レベル毎に補聴器の必要性をまとめたものが以下のようになります。少しでも話を聞き漏らせない方は、初期の難聴でも補聴器が必要といわれています。逆に難聴が深刻になると補聴器は補助的なものとなり、完全に会話を理解するには筆談や手話なども必要となります。

  • 25~39dB(軽度難聴) 学生や会議にでることが多い方など、会話をできるだけ正確に聞き取る必要のある方は補聴器装用をおすすめします。
  • 40~54dB(軽度~中度難聴) 補聴器なしの生活では孤立しがちになります。補聴器の常用をおすすめします。
  • 55~69dB(中度難聴) コミュニケーションを保つためにも補聴器装用は必須となります。
  • 70~89dB(高度難聴) 会話を理解するには補聴器装用は必須ですが、重要なことは筆談が必要です。
  • 90dB以上(重度難聴) 会話を理解するには補聴器(聴覚)は補助的な役割となり、読話や手話、筆談が必要です。

難聴になったら補聴器の早期装用がおすすめです

病院で治療を受けても治らなかった聴力低下や、加齢による聴力低下がある場合はそのまま放置していても聴力が回復することはありません。そればかりか聞こえない状態が長く続くことにより脳の萎縮や、意欲の低下が起こりはじめ、そのまま認知症へとつながるケースもあることがわかっています。補聴器は「今よりもっと聞こえなくなったらそのときつければいいや」ではなく、難聴が今より進行してしまう前に早めの対策をし、補聴器を使ってできるだけ聞き取り能力やコミュニケーション能力を維持しましょう。

<難聴と認知症の関係についてはこちら>

最近の補聴器は目立たないデザインになっています

補聴器はなんとなく抵抗がある、面倒くさい、恥ずかしいというようなネガティブなイメージをお持ちの方も少なくありません。たしかに今までなにもなかった耳の中に物を入れるわけですから、うっとうしそう・・・管理も面倒そう・・・と思われるかもしれません。ご家族に補聴器をすすめられても断固拒否という方もいらっしゃいます。しかしそのままにしていても難聴が治るわけではありません。補聴器をつけなければずっと聞こえないままで過ごすということになります。それはご本人はもちろん、ご家族にもたいへんな不便や心配が生じることになります。

補聴器に対する抵抗を少しでも減らすため、最近ではつけていることが目立たない小型補聴器や、見えてもオシャレなデザインやカラーになっています。また最新のスマートフォンと連動して使用していくものもあり、昔の補聴器のイメージとは大きく変わってきています。補聴器をしようか迷っている方は一度補聴器専門店でお試しになってみてはいかがでしょうか。

ちたん

<スマートフォンと連動した便利な補聴器とは>

補聴器初心者にオススメする補聴器はこれ

セリオン表紙

オススメは充電式補聴器のCellionシリーズです。こちらは電池交換がいらない・操作が簡単・耳への装用が簡単となっています。従来の補聴器に比べ細かい作業が不要ですから、面倒なことはしたくない方や、手先がうまく動かないという方にはとくにおすすめです。

  • 機種名:Cellion(セリオン)
  • メーカー:シーメンスシグニア
  • 価格:¥200000~(片耳)

値段

 

  • おすすめポイント

 充電式 一般的な補聴器は使い捨ての電池で作動しています。機種や電池サイズにより異なり、平均で5日~15日程度で電池の交換が必要になります。Cellionは充電式ですので電池交換は不要です。補聴器を使ったあとは付属の充電器にのせておくだけです。4時間でフル充電になり、その後26時間連続使用が可能です。

セリオンランプ

 

 操作が簡単 Cellionは充電器にのせると自動的に電源が切れます。ご使用になるときは充電器からとるだけで電源がはいります。一時的に電源を止めておきたいときもボタンを押すだけですので簡単です。

充電式補聴器セリオン シーメンスシグニア おすすめ

 

 関東補聴器ならオーダーメイド耳栓で作成するから装用も簡単 通常はゴムでできた既製の耳栓を使用しますが、当社では基本的にお使いになる方の耳型をとり、きっちりと耳に合わせたオーダーメイド耳栓を使用いたします。そうすることで装用も簡単な上に、耳からズレにくくなりますのでおすすめです。

RICモールド 耳掛式補聴器 RICタイプ

 

まとめ

普段からたびたび会話が聞こえづらいと感じ始めたら補聴器の装用開始を検討するタイミングです。大切な話しを聞き逃してしまうことがあり、お仕事や生活する上で支障が出始めている場合はできるだけ早めの補聴器装用をおすすめいたします。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

耳穴式補聴器 専門店 耳型採取

 

 

 

 

補聴器で音は聞こえるのに言葉がはっきりしない理由【会話の理解能力とは】

ことば

ことば

補聴器をお使いの方の中には「補聴器をすれば音は聞こえるのに言葉がはっきりしない」といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。補聴器の基本的な機能は音を大きくすることですが、音を大きくすれば全ての言葉がはっきりと聞き取れるようになる訳ではありません。とくに老人性難聴の方は思い通りに聞こえない場面も多いと思います。言葉がはっきりするかどうかはその方の語音明瞭度というものの状態によります。現在どれだけ言葉を明瞭に聞き取る力が残されているのか。このことが補聴器の効果の感じ方を大きく左右します。

「音が聞こえる」と「言葉を理解する」は別問題

「耳が遠くなったら補聴器をすればまた以前のようになんでもよく聞こえるようになる」と思う方もいらっしゃると思います。しかし残念ながらそうではありません。まず難聴になってしまうのには様々な原因があります。年をとったから?病気やケガのせい?遺伝によるもの?ひとことで「聞こえない」といっても人により耳の状態や難聴の程度は違います。しかしどんな方でも共通して言えることは、「音が聞こえる」ということと「聞こえた音声を言葉として聞き分けたり、話の内容を理解する」というのは別の問題だということです。

  • 音が聞こえる・・・食器の音、インターホン、犬の鳴き声、会話相手の声そのもの、など様々な音が聞こえるかどうかということ。この場合の会話相手の声とは言葉や話しの内容がわかるかではなく、相手がしゃべっているか、いないかが聞こえているかどうかということです。
  • 言葉を理解する・・・聞こえてきた音声を言葉として正しく聞き分けたり、話しの内容を理解できるかどうかということ。

補聴器では周囲の音を集め、適度な音量にして耳に届けることができます。今まで聞こえづらかった様々な生活音や話し声はある程度聞こえるようになります。その後聞こえた音声は耳から脳へ情報が送られていきます。そして脳でどんな言葉を言っているのか、その言葉の意味はなにか、どんな話しの内容なのかを一瞬で判断するわけです。これは耳の中にある細胞の状態などによってもかなりの個人差がでてきます。つまり音は耳(聴覚)だけではなく、それに続く脳の働きによって様々な音情報を判断しているということです。

電気信号仕組み

 

最高語音明瞭度が言葉を理解する力の目安となる

では「自分は言葉を聞き分ける力がどれだけあるのか?」これを判断する方法として、語音明瞭度検査というものがあります。病院の耳鼻咽喉科や補聴器専門店にて測定ができます。方法としてはヘッドホン又はスピーカーから聞こえてくる言葉を聞き取り、なんといったのかを紙に記入していくというものです。そのとき音量は大きな音から小さな音まで段階的に変化しながら聞こえてきます。そして一番聞き取りが正解したときの値を最高語音明瞭度と呼びます。その方にとって言葉を聞き分ける力が最高で何%くらい残されているのか?ということを表す値です。この値が会話の理解能力のひとつの目安となります。以下の表は最高語音明瞭度の値による会話理解力の違いをまとめたものですので参考にしてください。

最高語音明瞭度と補聴器使用時のコミュニケーション能力の関係


100%以下80%以上 聴覚のみで会話を容易に理解可能

80%未満60%以上 家庭の日常会話は聴覚のみで理解可能。普通の会話はほとんど理解可能であるが、不慣れな話題では正確な理解をするのに注意して集中することが必要

60%未満40%以上 日常会話で内容を正確に理解できないことがしばしばある。重要な内容は確認することやメモの併用が必要

40%未満20%以上 日常会話においても読話や筆談の併用が必要

20%未満0%以上 聴覚はコミュニケーションの補助手段として有用である。聴覚のみの会話理解は不可能。読話・手話・筆談を使用することが必要

「補聴器フィッティングの考え方」より抜粋して作成 

 

最高明瞭度の値で補聴器の効果の感じ方も変わる

補聴器はお使いになる方によって効果の感じ方に差があることがあります。下の図からもわかるように軽度難聴の方でも最高語音明瞭度が0%のこともあり、重度難聴の方でも50%だったりとその方によって差もありますが、全体的にみますと難聴の程度が重くなるほど最高語音明瞭度も低くなる傾向にあります。補聴器専門店にて適切な補聴器の調整を受けていても、「補聴器をつけるとよく聞こえる」、「補聴器をつけてもよく聞こえない」と評価に個人差があるのは、この語音明瞭度によるものが大きな原因のひとつでもあるのです。

 

平均聴力レベルと最高語音明瞭度の関係

明瞭

「補聴器フィッティングの考え方」より抜粋して作成

○印はそれぞれ1名の難聴者を示しています。上に印がある方ほど最高語音明瞭度が良いことをあらわしています。軽度・中度難聴の方は明瞭度も良い場合が多く、高度・重度難聴になると低下していくのがわかります。

 

言葉がわかりづらい老人性難聴の方との会話で気をつけてあげたいこと

このように補聴器は音を大きくすることで日常生活の聞こえを改善することが目的ですが、難聴になる前と同じようになんでもよく聞こえるというわけにはいきません。とくに老人性難聴の方の場合は、先ほどの語音明瞭度の状態ももちろんですが、会話の途中に知らない言葉がでてくるとそこから話しがわからなくなってしまったり、会話のスピードについていかれないことがあったりして、補聴器をするだけでは解決できないことも多くあるのが現実です。お話しをするときは、補聴器でこちらの声の大きさはある程度カバーできているはずですので、耳元で大きな声で話す必要はありません。ゆっくりわかりやすい言葉でお話ししてあげることが大切です。そのときはなるべくお顔の正面から話しかけ、マスクなどは外してこちらの表情や口元がみえるようにするとわかりやすいと思います。

 

お願い

 

会話のコミュニケーションを保持する上で大切なのは難聴を放置しないこと

「補聴器をしてもどうせ言葉がわからないからやらない」という方がいらっしゃいます。もちろん補聴器使用を強要することはできませんが、補聴器をしていないと会話はもちろん、ご家族に名前を呼ばれていることにも気がつかない、後ろから車が近づいていることに気がつかない、あらゆる物音が聞こえないという状態になります。そのために危険な目に合ったり、周囲の方と意思疎通がうまくいかずにだんだんと家に引きこもりがちになる方が少なくありません。そして厚生労働省の発表によると難聴は認知症の危険因子のひとつとされています。難聴は放置せず、なるべく補聴器を使用して日頃から音が聞こえる状態を保つことをおすすめいたします。

 

情動

 

補聴器は難聴の程度に合わせた機種を選びます

補聴器といってもなんでもいいわけではなく、難聴の状態に合わせた機種を選択しなければいけません。年齢とともに少しずつ聴力も低下していきます。初めて補聴器をお使いになったときよりも聴力が低下し、今お使いになっている補聴器では対応できなくなっていることもあります。最近よく聞こえないなと感じ始めたときは必要に応じてパワーの強い機種にすることで聞きづらさが解消されるかもしれません。

 

シーメンスシグニア社の1primaxシリーズの場合

同じ性能のものでも難聴の程度により補聴器の大きさが異なります。

耳掛け型

  • 価格 \140000(片耳)

大

耳穴型

  • 価格 \160000(片耳)

小

 

<primax1シリーズについて詳しくはこちら>

まとめ

補聴器は聞こえを補うためのたいへん便利な道具です。毎日欠かさずご使用になられている方もたくさんいらっしゃいますよね。しかし補聴器は聞こえを「補助」するためのものであり、難聴になる前と同じように言葉が聞き取れるというわけにはいかないこともあります。耳や身体の状態は日々変化していきます。適切な補聴器の選択と音の調整を繰り返し行いながら、上手に補聴器を使いこなしましょう。そのためにはお店選びも大切ですので、経験豊富な補聴器専門店での購入をおすすめいたします。

 

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちら>

 

耳穴式補聴器 専門店 耳型採取

 

 

補聴器を活用し生活の質=QOLを向上させましょう【得られる良い影響】

QOL

QOL

quality of life=QOLとは人間らしく自分らしい生活を送り、楽しみや喜びを感じているかを評価する概念のことです。補聴器はまさに生活の質=QOLを向上させるための道具です。難聴の方は補聴器を活用することにより安心感や自信を得ることにつながります。今回は補聴器をお使いになった場合QOLにどのような影響があるのかお話ししたいと思います。

高齢者と難聴

高齢になると難聴の方は多くなりますが、一般的に聴力の低下は30才代からはじまり徐々に進行していきます。そして65才を過ぎたあたりから難聴者の割合は急激に増加し、80才以上になると約80%ぐらいの方が難聴となっています。軽度~重度まで難聴の程度は個人差がありますが、高齢の方はかなりの割合で耳が聞こえづらい状態となっていきます。

年代別公益財団法人テクノエイド協会ホームページより抜粋

聞こえないことからくる悪影響

ご高齢の難聴者は音声が聞こえないことで心身に様々な影響があらわれることがあり、下図のように段階的に悪影響が広がってしまうことが多いと言われています。まず他者とのコミュニケーションがとりにくくなり、様々な危険も察知できなくなります。そして不安やうつ、意欲の低下につながり、最終的には認知症になるリスクも高いといわれています。ご家族や周りの方が話しかけても聞こえないという状態が続くと、段々と会話の頻度も減っていきます。「別に聞こえなくてもいい」「周りの人が大きな声で話してくれればいいんだ」とおっしゃる方もいますが、その後の様々な影響も考え難聴をそのまま放置しないようにしてください。

影響

公益財団法人テクノエイド協会ホームページより抜粋

<難聴と認知症の関係について詳しくはこちらへ>

生活の質(QOL)の改善に役立つ補聴器

では実際に補聴器をお使いになっている方は、使用する前と比べて生活の質が改善したと感じているのでしょうか?下のグラフは補聴器使用者を対象に行った調査「JapanTrack2015」の結果です。時々役に立つ・結構役に立っているを合わせると84%もの方が、補聴器が生活の質の改善に役立っていると回答されています。
QOL改善

JapanTrack2015より抜粋

補聴器を使用したことにより改善したこと

生活の質といっても具体的にどんなことが改善したかを調査したのが下のグラフになります。補聴器で音声が聞き取りやすくなることはもちろんですが、そのことにより安心感が生まれたり、自信や気力の向上などにつながっているようです。

側面

JapanTrack2015より抜粋

  • 安心感         41%の方が改善したと回答
  • 会話のしやすさ     40%    〃
  • 自分自身の気持ち    38%    〃
  • 精神的・感情的な安定  31%    〃   
  • 自信          29%    〃
  • グループ活動への参加  27%    〃
  • 精神力・気力      27%    〃
  • 家庭内での人間関係   26%    〃
  • 社会的活動       26%    〃
  • 職場での人間関係    25%    〃
  • 自立心         24%    〃
  • 肉体的な健康      21%    〃

 

コラム

公益財団法人テクノエイド協会ホームページより抜粋

補聴器の性能と価格

まだ補聴器をお使いになっていない方の中には「目立つから恥ずかしい・・」「操作ができるかな・・」「耳から落ちそう・・」など気になることがあり、なかなか購入に踏み切れないというお声もあります。最近の補聴器は操作も簡単で、目立たないタイプの機種も多く発売されています。一例をご紹介しますので参考にしてください。いずれの機種も耳型を採り作成いたしますので、耳から落ちてしまう心配もありません。

操作の簡単さ重視の方へ
  • メーカー:シーメンス・シグニア
  • 製品名:Cellionセリオン7px・5px・3px・2px
  • 本体価格:¥200000~¥510000
  • 充電器価格:¥43200
  • 適応聴力:軽度~重度
  • 特徴:充電式なので面倒な電池交換がいらない。スイッチのON/OFF操作も不要。

操作のしやすさ

<Cellionセリオンについて詳しくはこちらへ>

 

とにかく目立たない重視の方へ
  • メーカー:シーメンス・シグニア
  • 製品名:InsioCIC7px・5px・3px・2px・1px
  • 価格:¥160000~¥510000
  • 適応聴力:軽度~中度
  • 特徴:耳穴にすっぽり収まり最も小さく目立たないタイプ

最も小さい

<Insioシリーズについて詳しくはこちらへ>

 

まとめ

耳が聞こえないということは生活のいろいろな場面において不自由なことがあるかと思います。とくにご家族や周囲の方とのコミュニケーションが難しくなると疎外感を感じてしまう方も少なくありません。補聴器で聞こえを補助することで精神的にも良い効果の出る場合が多くあります。難聴でお困りの方は補聴器を装用し、より充実した生活をお過ごしになってください。

当社では補聴器の試聴・レンタルを実施しています。まずはお近くの関東補聴器までお気軽にご相談ください。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

耳穴式補聴器 専門店 耳型採取

難聴が進行する前に補聴器の使用を検討し聞こえを改善させましょう【脳のトレーニング】

進行

進行

 

一般的に加齢による難聴は少しずつ進行していく傾向があります。補聴器を使わずに音が聞こえない状態を長く続けると耳の働きが悪くなるだけでなく、脳もだんだんと聞こえないことが当たり前だと認識するようになります。そうなってから補聴器を使用すると効果が出にくい上に、聞こえることがうるさいと感じるようになってしまうそうです。難聴は放置せずひどく進行してしまう前に補聴器の使用を検討し聞こえを改善させましょう。

補聴器を使わない理由

一般社団法人日本補聴器工業会が行った調査結果の中に、補聴器をすでにお持ちの方が補聴器を使わなくなってしまう理由として以下のような回答がありました。

1位:わずらわしい
2位:騒がしい場所でよく聞こえない
3位:元通りの聞こえに戻らない           JapanTrack2018より抜粋

補聴器は耳へつけた瞬間からすぐになんでもよく聞こえるようになるわけではなく、ある程度のトレーニングと慣れが必要になります。それには耳の機能と脳の働きが深く関係しているためです。とくに長期間にわたり聞こえない状態で過ごしていた場合、難聴の脳と言われ、いきなり補聴器をつけて音が聞こえると拒否反応を示すことがあります。

難聴の脳とは?

まず聞こえの大まかな仕組みとしては以下のイラストのように「外耳→鼓膜→蝸牛→脳」と伝達されていきます。まず耳では周囲の音を集めたあと、電気信号に変換して脳に伝えます。脳では送られてきた電気信号を一瞬で解析し「何の音がしたのか」「どんな言葉を言ったのか」「誰の声なのか」などを理解します。また、騒がしい場所では自分にとって必要な音なのか不要な音なのかを瞬時に選別して聞いています。つまり耳だけでは言葉を聞き分けたり、騒音下での会話などを理解することはできないのです。ですから音は耳で聞いていると思いがちですが、実際は脳で認識して全体を理解しているということになります。

電気信号仕組み

聞こえに関する脳の働きについて

正常に聞こえるということは耳と脳の働きが連動しているからできることです。音声を耳から正確に脳へ伝達できることと、それをきちんと脳で判断することができること、この両方の働きが必要です。脳では以下のような音声処理が行われています。

  • 捉える/音の位置を特定するために両耳を活用し、周囲の出来事を捉えます
  • 分ける/聞きたい音と、不要な騒音を聞き分けます
  • 集中する/騒がしい環境の中で、どこに集中すべきかを決めます
  • 理解する/その音が何であるかを認識し、音の意味を理解します

例えば加齢に伴う難聴では、耳で集めた音がうまく脳まで伝達されないという状態になります。そうすると聞こえたけど言葉がはっきり聞き取れなかったり、騒がしい場所では必要な音声をキャッチできないということになります。また、早口についていけない、会話の中に知らない単語がでてくると途端にわからなくなるなど、聞こえていても会話がわからないといった場合もあります。

このように「聞こえない」ということは耳の機能だけが低下しているわけではなく、脳での理解力や判断力にも大きく関係があるのです。

オーティコン

早めの補聴器装用と脳のトレーニングについて

音声が聞こえづらくて日常生活に支障がでるようになった場合は早めの対策をおすすめしています。

とくに加齢に伴う難聴の場合は、少しづつ聴力が低下していきますので、ご自分でも知らず知らずのうちに聞こえなくなっている音があります。例えば新聞をめくる音、スリッパで歩いたときのパタパタ音、食器がぶつかるカチャカチャ音、蛇口から流れる水の音など色々あります。補聴器をつけると話し声だけではなく周りの物音も聞こえてきますので、人によっては不快に感じる場合もあります。そのように聞こえないことに慣れてしまった脳を、補聴器を使って時間をかけてトレーニングをしていく必要があります。

初めて補聴器をお使いになる場合は、耳と脳をリハビリしていくという心構えでいるとよいかと思います。まずは以下のことに気をつけて補聴器を使い始めてみましょう。早い方は数日で慣れる方もいれば、数ヶ月かかる方もいらっしゃいます。個人差がありますので焦らず気長に慣らしていきましょう。

 小さい音量から始めてみましょう

今まで聞こえていなかった様々な音が聞こえてきますので、うるさく感じることもあります。小さめの音量から開始し、補聴器の音に慣れてきたら少しずつ音量を上げていくとよいと思います。

 静かな場所で使ってみましょう

始めはお家の中など騒音のしない環境でお使いになり、慣れてきたら少しずつ賑やかな場所でも使用してみましょう。

 短時間から始めてみましょう

起きている間は補聴器をずっとつけ続けていた方がいいと言われていますが、いきなり朝から晩まで使用されると疲れてしまうかもしれません。慣れるまでは装用時間を短くし、徐々に使用時間を伸ばしていきましょう。

初めての方におすすめの補聴器

補聴器はいろいろな機種がありますが、聴力によってもおすすめできる機種が違います。今回は軽度~中度難聴の方に向けた補聴器をご紹介します。

小さくて目立たない耳穴式補聴器

フォナック社 バートBシリーズ

クリアバート

  • 小さくて目立ちにくいことを優先したい方向き
  • オーダーメイドなのでフィット感抜群
  • 耳あなにすっぽり入るのでメガネやマスクをしていても安心

バート装用

※価格は2018年12月現在

 

軽い付け心地の耳かけ式補聴器

フォナック社 オーデオB-312シリーズ

防水

  • 密閉感が少なく軽い付け心地を重視する方向き
  • 耳かけ式でも小さく目立ちにくい
  • 電池寿命が気になる方に

オーデオ装用

※価格は2018年12月現在

まとめ

誰でも加齢とともに耳や脳の機能は低下していきます。難聴をなかなかご自身で受け入れられず「まだ少し聞こえない程度だから大丈夫」「周りが大きな声で話してくれれば聞こえるからまだ補聴器はいらない」と思われている方もいらっしゃるかと思います。

難聴が進行すると日常での聞き間違いも増えていき、仕事上のミスや思わぬトラブルにもなりかねません。また、聞こえない状態を長期間放置すると、言葉の理解力などが低下することもわかっています。

難聴が重症化しいよいよ聞こえに困ってから補聴器をつけても効果は十分にでないこともありますから、そうなる前に早めに補聴器装用をおすすめいたします。少しでも聞こえを取り戻すためには補聴器を使って耳と脳のトレーニングをして、脳を活性化させましょう。

<関東補聴器へのお問い合わせはこちらへ>

店

 

難聴を放置すると認知症の発症率が高くなるといわれています【厚生労働省発表】

厚労省

 

厚労省

みなさんは難聴を放置していると認知症の発症率が高くなるといわれているのをご存知でしょうか?これはただの噂話ではなく医師により研究され、その結果が厚生労働省により発表されているのです。厚労省では認知症の危険因子のひとつに難聴であることがはっきりとあげられています。認知障害の発症率も高くなり精神機能の低下もより急激になるということです。今回はその研究結果についてご紹介したいと思います。

認知症の危険因子とは

現在日本の65歳以上の高齢者約4人に1人が認知症またはその予備軍といわれていて、現在日本の認知症患者は462万人います。(2012年厚生労働省調べ)厚生労働省は「認知症施策推進総合戦略プラン(新オレンジプラン)」で認知症になりやすい原因として加齢、遺伝性、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷、難聴等をあげています。難聴の早期診断・早期発見、そして聴力を補うということが認知症の発症予防につながる可能性があるということなのです。

施策

難聴と認知症との関係についての研究

難聴と認知症の関係性について研究されている方がいらっしゃいます。米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部(耳鼻咽喉科・頭頸部外科・老齢医学・精神衛生・疫学科)のフランク・R・リン博士です。リン博士は1984人(平均年齢77,4歳)を対象に行った研究により以下のようなことを発見したそうですのでご紹介します。

難聴と認知症について

難聴の程度が重くなればなるほど認知障害の発症率も高くなり、精神機能の低下もより急激となる。

難聴を抱える高齢者は、聴力を維持している者よりも、徐々に認知症を発症する確率が大幅に高くなっています。私たちの所見は、医師が聞こえについて患者と話し合い、徐々に低下する聴力に積極的に対処することがいかに重要であるかを強調しています。

シグニア補聴器ホームページより抜粋

 

難聴の方の脳の変化について

10年間にわたり毎年MRI検査を実施したところ、当初より難聴の方126人のうち51人に脳の萎縮が進んでいた。聴覚障害のある人は脳が毎年1立方cm失われており、とくに音や会話を処理するエリアが大きく萎縮していく。

聴力の低下により、灰白質の萎縮が進み、会話を理解するために聞き取りにかなり集中をしなければならないという事実があり、脳に余分な負担をかけることになります。補聴器は聞こえを改善するだけでなく、脳を守ってくれる可能性があります。

シグニア補聴器ホームページより抜粋

 

早めの予防・早めの対策が大切ということ

難聴は早期に発見、治療、聴覚補償を開始するほど聞き取りが維持されやすい。補聴器による聴覚補償は聞こえを改善するだけでなく、脳の萎縮や認知機能障害の予防につながる。

難聴が放置されたままになると、常習的欠勤、職場での生産性の低下(その結果として、賃金をカットされる)などのほか、抑うつ、不安、認知力の低下につながります。

シグニア補聴器ホームページより抜粋

理論

 難聴を抱える人が「聞いて理解しようとする」ことが大きな負担となり、認知を阻害する日常的な要因となっている
 聴力の低下した人は社会的に引きこもりがちになり通常の交流が不足するため、精神的に低迷してしまう
 これらすべての要因が組み合わされて認知力低下の要因となっている

難聴の方にとってできる限りよい環境を

難聴の状態とは、会話が聞こえないことははもちろんですが周囲の物音にも気付かず脳への刺激が著しく低下していきます。難聴の程度が重くなればなるほど人とのコミュニケーションも難しくなり、脳が萎縮するなど認知症の発症率が高まってしまいます。また、加齢に伴う難聴の場合は少しずつ聞こえなくなっていきますからご自分では聞こえていないことに気がつかないこともあります。周りの方やご家族のサポートがとても大切になってきます。難聴は放置せず早めの対策をしましょう。大切な脳と心を守るために積極的な補聴器装用をおすすめいたします。

りんくす3Dブラック

まとめ

難聴の方やそのご家族にとっては少しドキッとするような研究結果だったかもしれませんね。決しておどかすつもりではないのですが、実際の結果として政府より発表されていますのでご紹介いたしました。これから補聴器の装用を検討されている方や、装用しようと思っているけどなかなか踏み切れないという方は認知症のリスクも含めて検討されてみてはいかがでしょうか。

<関東補聴器へのお問い合わせ・ご予約はこちらへ>

店

 

 

新オレンジプランより難聴と認知症

補聴器 難聴 認知症 新オレンジプラン

補聴器 難聴 認知症 新オレンジプラン

「難聴も認知症の危険因子」厚生労働省発表(2015年1月)
難聴になると認知症のリスクが高くなるなんてショッキングな報告が厚生労働省から発表されました。(新オレンジプランより)
超高齢化社会ニッポンに迫る身近な問題「認知症と難聴」のことをお話しましょう。

難聴も認知症の危険因子

新オレンジプラン (認知症施策推進総合戦略)では、認知症発症の危険因子に「加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷、難聴等」をあげており、難聴が認知症の発症要因の1つとしています。

難聴も自覚があれば

難聴の早期診断、早期発見、そして補聴器による聴覚補償は、認知症の発症予防につながるかもしれませんね。
気になる方は耳鼻科などで診断してもらい補聴器専門店にご相談ください。

補聴器 難聴 認知症

*参考文献:サラウンド・サウンドニュースNO32より引用

難聴は周囲が先に気づく

加齢による聞こえづらさは、徐々に低下してくるため本人よりも周囲が先に感じることが多いんですよ。

 テレビの音が大きすぎる
 何度も「えっ」よく聞き返す
 電話の通話がわかりづらい
 ちょっと離れると話がわからない

こんなことありませんか?

難聴は生活にも暗い影が

難聴になると聞き違う頻度が増したり、まるでケンカをしているような大声になったり…聞き返すうちに自信を失い、後ろ向きな考え方や生き方に傾きかねません。
家族や友人との交流が次第に面倒になり精神が低迷し、認知症につながっていく可能性があるかもしれませんね。

補聴器 難聴 認知症

*参考文献:サラウンド・サウンドニュースNO34より引用

補聴器がきこえのサポートをします

脳は常に耳から入る音の刺激を受け、日々音を聞くトレーニングをしています。この刺激がなくなると音を聞く力やコミュニケーション能力も低下していくでしょう。
補聴器を使用し、音を聞き、多くの人と語らい充実した生活が送れるようにサポートすることができるでしょう。

補聴器 難聴 認知症

*参考文献:サラウンド・サウンドニュースNO31より引用

補聴器 難聴 認知症きこえについて・補聴器について気になることがありましたら関東補聴器に気軽にご相談ください。
最新補聴器の無料試聴体験も随時行っていますのでお試しください。

<関東補聴器のお問い合わせはこちら>

補聴器を付けはじめるタイミングはいつか

補聴器を付けはじめるタイミングは本人や周りの家族が日常の生活で不自由を感じる時ですね。

家族の談笑また、最近は難聴も認知症発症の危険因子のひとつとも言われていますので、本人やご家族が聞きづらいなと感じたら補聴器を付けはじめるタイミングかもしれませんね。

難聴って本人にはなかなか気が付きずらいんですよ。ご家族や周りのかたの方が早く気づく場合がけっこうあるんですよね。

何度も呼んでるのに返事がないとか、テレビの音が大きいとか・・・
本人は何度呼ばれても聞こえてなければ気が付きませんし、テレビも自分の聞きやすい大きさにボリュームを合わせてしまいますので、特に聞きづらくはないと。
一般的に聴力検査で25dbより悪くなると難聴と言われています。
難聴にも軽度難聴・中度難聴・高度難聴と程度があり、軽度の難聴ですとなかなか自覚が出来ない場合があります。
日常生活でも大事な話は大きな声で言ってくれたり、伝えなければならないので何度でも言ってくれたりしますが、どうでもいい日常会話などや雑談などは何度も聞き返しているとコミュニケーションがスムーズにとれなくなったりしてしまいます。

また、最近は難聴も認知症発症の危険因子のひとつとも言われていますので、本人やご家族が聞きづらいなと感じたら、それが補聴器を付けはじめるタイミングかもしれませんので、補聴器専門店に相談してみるのもいいと思いますよ。補聴器専門店